急性低音障害型感音難聴と突発性難聴

急性低音障害型感音難聴は、従来は突発性難聴の1つと考えられてきましたが、現在ではいちおう別の病気とされています。

 

突発的に耳がつまり、耳鳴り、難聴になり、めまいはありません。ぐるぐるは回らないけれど、ふわふわするといった方はいらっしゃいます。聴力検査では、低音域の聴力が低下しています。

医師にもよるのでしょうが、耳鼻科では突発性難聴と説明されることも多いように感じています。世間でよく知られているからでしょう。突発性難聴と同様にステロイド剤やビタミン剤が使われるのですから患者さんの方では違いはわかりません。急性低音障害型感音難聴は若い女性に多いようです。

 

突発性難聴との違いは、約半数に難聴の変動や再発がみられることです。突発性難聴はいちおう再発しないといわれています。

また、両耳がなることもあります。私も「突発性難聴が再発した」という患者さんを治療したことがよくあります。また右耳が突発性難聴と診断され耳鼻科で治療を受けていた患者さんが、左耳にも症状が出て、不安になって結(ゆい)に来られたこともありました。右耳も左耳もおかしいという患者さんはよく治療しています。

 

突発性難聴と急性低音障害型感音難聴の鑑別は、鍼灸治療では重要ではありません。それよりも患者さん自身の身体の状態の違いや発症した季節の方が大切です。急性低音障害型感音難聴は鍼灸でしっかり治せます。

急性低音障害型感音難聴が2回の鍼灸治療で治った

40代の女性が急性低音障害型感音難聴がなかなか良くならなからと来院されました。〇〇年の秋のことです。一か月前に「音が二重に聞こえる」ようになり、すぐに耳鼻科を受信し、急性低音障害型感音難聴と診断されました。右耳の低音が十分に聞こえていません。耳の圧迫感もあります。

右肩も上げにくくなったそうですが、いわゆる肩こりはありません。静かな場所では耳鳴りも聞こえます。

 

急性低音障害型感音難聴は、従来は突発性難聴の1つと考えられてきましたが、現在では別の病気とされています。

突発的に耳がつまり、耳鳴り、難聴になり、めまいはありません。ぐるぐるは回らないけれど、ふわふわするといった方はいらっしゃいます。聴力検査では、低音域の聴力が低下しています。音が二重に聞こえるということもおこります。

 

耳鼻科ではイソバイドという利尿剤、おしっこを出す薬とアデホスコーワという血流をよくする薬、メチコバールというビタミン剤、ビタミンB12を処方されていましたが効きません。

鍼灸すると一度の治療で症状がほとんどなくなったので、二回 治療して終了しました。アンケートは二度目の治療の時にいただきました。

中医学では右耳周囲の経絡(けいらく)、気の流れがうまく流れなくなったためにおこった難聴と考え治療します。右肩が上げにくくなったのも同じ気の流れの不調からです。難聴といっしょに「右肩が上げにくくなった」のも治しました。

 

「非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない。」というアンケート結果をいただきました。

 

コメント

針灸院が初めてだったので、不安ではあったのですがほとんど良くなり来てよかったです。

 

◆自筆のコメントはこちらから

http://yuisuita.sblo.jp/archives/20170723-1.html

 

実はこの女性は二か月後にも同様の症状で来院され、二回の治療で治っています。突発性難聴はいちおう再発しないといわれていますが、急性低音障害型感音難聴は再発します。突発性難聴と診断されていても、同じ耳で同様の症状が数か月後におこったという話は患者さんからよく聞きます。

 2017年7月

治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。

治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

突発性難聴または急性低音障害型感音難聴の耳鳴 難聴が治った

30代後半の女性が○○年7月に来院されました。20日ほど前に左耳の突発性難聴にかかり、耳鳴り聴力低下が続いています。右耳も時々 耳鳴りがします。耳鼻科で突発性難聴と診断され、治療をうけましたがよくなりません。来院時はメチコバールというビタミンB12のお薬を飲んでいらっしゃいました。副作用もないかわり、劇的な効果も期待できないお薬です。

乳腺炎で発熱した後、発症しました。生後半年の赤ちゃんに授乳中のお母さんでした。

 

※乳腺炎にも鍼灸は効きます。以下をご覧ください。

http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_woman/entry_1104/

http://www.yuisuita.com/acupuncture/cat_woman/entry_1112/

 

◆突発性難聴の治療間隔

 

すでに発症から20日間が経過しているので、最初に申し上げました。

「まず56回 治療を受けてください、少しでも良くなれば治療を続けます。よくならない場合は治療を中断します」

発症から時間のたった突発性難聴の治療の場合はいつも申し上げる言葉です。56回 というのは私の臨床経験から出した回数です。

発症直後の場合は「23日に一度は治療を受けてください、条件が許せば毎日でもかまいません」と申し上げています。

 

3回の治療で聴力改善

 

3回 治療した時点で聴力検査を受けるとよくなっていることがわかりました。左側の肩こりもひどかったのですが、こちらは1回で治っていました。その後も検査のたびに聴力は改善していきました。総計で12回 治療開始から1ヵ月半で治療を終了し、「非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない。」というアンケート結果をいただきました。

 

コメント

通院するまでは左耳の聴力もかなり落ちていて、生活面でもかなりつらい点が多くありましたが、初回 通院直後からすぐに左耳に良い変化が出て、通院のたびに少しずつ症状が改善していき、本当に感謝しています。院の雰囲気も私にとてもあっており、安心して通院できました。ありがとうございました。

 

◆自筆のコメントはこちらから

 

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◆実際は急性低音障害型感音難聴だったかも

 

じつはこの患者さん、2ヵ月後に再度 来院され今度は4回の治療でよくなっています。「左耳が聞き取りにくい、子どもの声が2重に聞こえる」という訴えで来院されました。

突発性難聴はいちおう再発しないといわれていますが、急性低音障害型感音難聴は再発します。

2017/06

治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。

治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

 

 

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