耳鼻のど専門 (ゆい)鍼灸院

〒564-0041 大阪府吹田市泉町2-47-27-102 スーパーライフ前
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日曜・水曜・祝日・土曜の午後・月の最終木曜

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顎関節(がくかんせつ)症

10年以上続いている顎関節症が治りました。耳管開放症もだいたい治りました

30代半ばのフルタイムで働いている女性です。毎晩22時くらいまで会社にいるとのこと。20代初めから左のあごがカクカクとなるようになり、続いています。左側の肩こりがひどく、左側の目の奥が時々痛みます。疲れたときに左耳で自分の声がひびくようになりました。ごおっという音がしたり、耳がつまったりします。

3回ほど治療すると、あごのカクカクする感覚がなくなり、耳もよくなりました。もちろん肩こりもありません。

一ヶ月ほどして再度、来院。「あごは大丈夫だが、疲れてくると耳にまくがはったようになり呼吸音が聞こえてくる」という症状。数回治療して耳も楽になり、その後もひどくなることはないようです。

10年以上続いていたあごの症状は3回ほどで消えたことになります。東洋医学からみるとカクカクする感覚は気滞、気のとどこおりです。気がうまく回る身体の状態をつくってあげれば再発しにくいのです。もちろんあごの周囲だけに鍼をして治したわけではありません。あごの周囲を指圧したりすると一瞬はよくなるけれど、すぐに症状がもどるのは気がうまく回る身体の状態にしていないからです。

よく患者さんに「どこを押せば治りますか」と聞かれて困ることがあります。専門家は季節や天候を考えながら、鍼をしていきます。どこから鍼をしてどこで終わるかということも大切です。患者さんのその日の体調も観察して加減しています。

世の中、単純さ、わかりやすさがもてはやされていますが東洋医学の治療はそんなものではありません。

◆アンケートでは

「よい効果があった。少し苦痛はあるがずいぶん楽になった」とされ「治療前の苦痛を10とすれば今は2」と回答をいただきました。

コメントは

顎の音が気にならなくなりました。耳はまだたまに聞こえ方がおかしくなることがありますが以前ほどではなくなりました 。1回目に背中にうっ血があると言うことで吸い玉をしてもらいましたが全体的に体の調子が良くなり驚きました。以上

 

自筆のアンケートはこちらから

1年間悩んでいた顎関節症(がくかんせつしょう) 1ヶ月で落ち着く

1年間悩んでいた顎関節症(がくかんせつしょう) 1ヶ月で落ち着く

口を開けると痛い 、口を開けると関節で音がする、口が開かないといった症状があるとき、たいてい顎関節症(がくかんせつしょう)と診断されます。

顎関節症の治療は歯医者さんの専売特許ではありません。ついでの顎関節症(がくかんせつしょう)と私は呼んでいます。あごの具合も悪いのだけれど、なにより肩こり頚のこりがひどい。だから鍼灸にきた。あごもいっしょに治るものならば、いっしょに治してもらおう。結(ゆい)ではそういう患者さんが多いから、ついでの顎関節症というわけです。

20xx年6月に来院された30歳代の男性もついでの顎関節症の方。

頚と肩のこりがひどくなって1年になる。夜も眠りにくい。あごも噛み合わせが合っていない気がする。右あごががくがくする。という訴えでした。

3回の治療で顎関節は楽になりました。一ヶ月と一週間に9回の鍼灸治療をして治療を終わりました。治療効果を問い合わせるアンケートのメールを出したところ、3週間ぐらいして次のような返事をいただきました。

「お陰様で今のところ肩と首のコリは軽減し、夜もよく眠れています。あごは日によって調子が変わり、気になる時はありますが特別つらいということはありません。とりあえず暫くは様子を見ようと思います」

転居されて通院しづらくなったこともあり「様子をみる」ということになりました。

日常には支障なしといったところのようです。噛み合わせをいじらなくても、日常に支障なしというレベルまでは数回の治療で到達できました。

顎関節の具合の悪い人は、リラックスするのが下手、緊張しやすい人が多いようです。ぬるめのお風呂にゆっくり入ったり、足湯をしてみてください。

肩、頚、あごの緊張がゆるんで楽になるかもしれません。

目に見える原因を求めすぎていませんか。 顎関節症(がくかんせつしょう)を考える。

目に見える原因を求めすぎていませんか。
顎関節症(がくかんせつしょう)を考える。

口を開けると痛い 、口を開けると関節で音がする(カックン、コツコツ、プチプチ、ジャリジャリ)口が開かないという読者の方はいらっしゃいますか。歯医者さんに行くと、顎関節症(がくかんせつしょう)と診断される可能性があります。

顔には顎関節(がくかんせつ)という関節があります。この関節の異常から口を開けると痛い、口が開かないといった状態がおこっているのではないか。この異常は噛み合わせがわるいことからきているのではないかと説明されることが多いのですが、私はちょっとおかしいと思っています。

実際には噛み合わせが悪いと必然的に顎関節症がおこってくるわけではないからです。噛み合わせが悪いのが直接原因か単なる誘因の一つかという点については歯医者の間でも意見が割れています。
原因がはっきりしていないので治療法も様々な方法が乱立。歯科医師によりかなり治療方法が異なっているという状況らしいのです。

顎関節は伝統的中国医学の気の流れる経路、経絡という考え方からするとおもには少陽経と呼ばれる気の流れる経路に位置しています。 鍼灸で実際に治療している立場からすると まず 少陽経の経路のどこかに気の乱れが生じ、口を開けると痛い、開かないという症状が出てきてしまう。と考えたほうがいいのではないか思っています。

顎関節症からくるとされるさまざまな全身症状があります。頭痛 肩こり 目の痛み 耳鳴り さまざまな自立神経失調症状等々。これは少陽経の流れが乱れておこる症状と重なる部分が多いのです。

目に見えるはっきりした原因を求めたところから歯医者さんたちの混乱が始まったのです。人の身体を機械のように、部品の集合のように考えてしまう一部の歯医者さんたちがいたのでしょう。口を開けると痛いというならば 何か目に見える変化、原因がないと説明がつかない。そして顎の付近のトラブルを訴える患者さんの一部の顎関節に目に見える変化、炎症をみつけ「これが原因だ!」と決め付けてしまったのではないでしょうか。

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